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【相続の基礎知識・その他】寄与分とは?

共同相続人中の一部の者が被相続人の財産の維持または増加につき特別の寄与をした場合に、相続財産からその寄与に対する報償が支払われなければ、共同相続人間の実質的な公平が図れない場合に、その寄与の度合いに応じて、寄与者の相続分を増加させることです。寄与分は共同相続人全員の協議によって定められます。

◇寄与者とは

①被相続人の事業に関する労務の提供または財産上の給付

②被相続人の療養看護

③その他の方法

により相続財産の維持増加に貢献した者のことをいいます。また、寄与者は相続人でなければなりません。相続人の配偶者、内縁の配偶者、事実上の養子、兄弟姉妹などの後順位相続人には寄与分を主張する権利はありません。

ここでいう寄与に該当するためには、それが「特別の寄与」、すなわち被相続人との身分関係からみて通常期待される程度を超えた寄与でなければなりません。つまり、夫婦間で療養看護がなされていても、それが夫婦の協力・扶助義務の履行の範囲内のものであれば寄与は認められないのです。

また、寄与行為は無償でされていなければなりません。対価を得ているならば、その貢献は清算されていると考えるからです。